フランス当局は実に巧妙な国際世論操作をしていますね。そのうち二つは、なぜカルロスゴーン氏を保釈しないか、そして日産の他の役員が司法取引とはいえ、被害者のごとく居座る姿勢は言語道断ではないかということ。フランスでは殺人犯でも逃亡の恐れがなければ保釈ありとのこと。しかし、カルロスゴーン氏は多重国籍保持者なので、おそらく保釈と同時にレバノンあたりに”逃亡”すれば日本の警察は手も足も出なくなる可能性もあるでしょう。要はそうした懸念についての、きちっと日本の司法関係者の正当性の理由説明が望まれます。後者についてもこの非常時を乗り切る期間限定なら理解できますが、会長を西川氏が務めることは日本人でもなかなか納得がいかないと思います。