昨日の都議選は、私の予想と期待と異なり、都民ファ―ストの善戦が目立ちました。公明党の全勝も印象的でしたね。そもそも米国の大統領選では投票日直前のサプライズで、巻き返しや大逆転は良く見られるケース。例えばブッシュvsケリーの場合も、直前までは民主党のケリー優勢と伝えられてましたが、11月投票日直前に、(対ケリーで、数少ない強みとされていた安全保障絡みでおそらくCIAが押収していたといわれる)ビンラディンのインタビュー動画が突然配信。まだこんなテロリストが健在なんだ!、この危機に強いのはブッシュ!とブッシュを勝利に導いたとされるサプライズ効果例があります。まあ、こんなアナウンス効果=今回は同情票集めの芸当ができるのは小池さんくらいでしょう。大体、会社だって数日休めば、医師の診断書、少なくとも病名くらいは出させるもの。疲れが溜まってで、10日も公務を休んだら、自民系の知事や議員なら、マスコミから大ブーイングだったでしょう。街宣車に酸素ボンベ積んでなんていうのも、普通は隠すもの。偶然にしても出来過ぎ。こうした中で、自民党と立民は割を食ったといえます。国政に都民ファーストはないものの、総選挙では維新がその代わりになる可能性は否めません。期日前投票が増えたとはいえ投票日当日の投票率が低く、本来後援会組織の強いはずの自民候補の落選は、自民(立民)にいくべき層からのスイング=浮動票がかなり出たとも思われます。