昨今、特に先日の蓮舫議員の質問を観ていて思ったことがあります。ご承知のように、議論にはディベートとディスカッションがあります。ディベートなら例えば緊急事態宣言について政府与党は一か月延長、野党は2か月延長と、論点を明確にし、議論し合うものです。蓮舫氏の質問はこれに当たりません。そしてディスカッション。そもそも(諸説ありますが)、ディスカッションとはカッションの否定。カッションとはカース(curse)
の名詞形。カースとは呪う、恨むとかの意味なので直訳すれば、ディスカッションとは恨みっこなしの議論。しかもある目標、合意点を前提に議論し合うもの。蓮舫氏の質問はこれにもあたりません。菅内閣に不平・不満を唱えるのはご自由ですが、野党第一党を代表する質問ならば、ディベート、ディスカッションか、少なくとも、自分たちなら、こうするのに、なぜ政府はしないんだ!とかの代替案を提示するならともかく、そうした提示なしの不満ぶちまけだけの”国会論戦””は勘弁してほしいですね。