選挙調査(選挙情勢調査)とは

1. 定量調査

その名の通り、電話によるアンケートを実施し、対象地域内の然るべきサンプル(選挙区の縮図)を抽出・回収・集計するものです。私たちは、これを“候補者本人、そして対抗馬の身体検査(人間ドック)”に例えています。即ち、自分(もしくは敵)の強弱を正確に把握することにより、今後の戦略・戦術に生かしていただくことを目的とするわけです。単に何ポイント優勢、劣勢と一喜一憂するためのものではありません。

都道府県知事選挙や市長選挙の場合は、余裕があれば複数回実施することにより、対象別(地域別/年代別/性別/職業別/支持政党別等)の「知名度・認識度」の動向(良くなった/悪くなった)が一目瞭然になるというメリットがあります。

こうした調査は、質問項目の設計やクロス集計表の作成一つをとっても、調査に手慣れた選挙のプロの目によるチェックが不可欠です。

※最近は、固定電話対象の調査に加え、携帯電話やネット(パネル)を併用するハイブリット調査も増えてきましたが、様々なバイアスがあるため各々の特徴をよく理解した上で実施する必要があります。お気軽にお問い合せください。

2. 定性調査

定量調査のような科学的根拠に基づくデータではなく、街頭インタビュー等で候補者や対抗馬の風評や様々な評価・キーワードを抽出したり、マスコミ関係者による情勢分析等で情勢分析を行う手法です。

己を知り、敵を知るための調査手法として、昔から用いられています。最近では固定電話による「定量調査」の限界もあり、こうした旧来の手法も見直されています。

3. 応用調査

選挙情勢調査の他にも、最新の調査ノウハウを生かした「名簿信憑性調査」(参議院比例代表向け)等、候補者や支援団体等が所有する名簿の信憑性調査の他、オートコールシステムを使った候補者本人の肉声(録音)による選挙期間中の「メッセージ発信サービス」のメリット・デメリット(公職選挙法上問題なし)等のご相談もお受けしています。