都知事選。まずはNHKの票読みが的確だったこと。さすがです。そして石丸氏の大健闘。しかしここに面白い数字が並びます。今回の石丸氏の得票が約165万票。東国原氏が挑戦した時の得票が約169万票。浅野史郎氏の得票が約169万票。これまでの有力首長が獲得した票数がたまたまほぼ同数ということです。ただ東国原氏も浅野氏も従前よりマスコミに出まくっており、それなりの知名度はありましたが、石丸氏は告示直前の立候補で、マスコミ的にはほぼ無名。ユーチューバーとして、またSNSの拡散で、おそらくテレビ・新聞の露出に匹敵する知名度を獲得したことは驚異的といえる。特に”政治家不信層”に大いに受けたと思われる。そして(潜在的に)大手マスコミも取り上げる際に、立候補届け出順で紹介するので、石丸氏の方が蓮舫氏よりも先。ということで、紹介される際には小池、石丸、蓮舫の順となり、あたかも石丸氏の方が蓮舫氏よりも”上”の感の刷り込みもあったと思われる。ほかにもネット上の人気者はいたが、大手マスコミの取り上げられるのはほぼ石丸氏のみ。今後の選挙戦は否応なしに変わりそうだ。私は異なる選挙戦にかかわっていた。それはあまり注目されていないが埼玉県鳩山町長選。小川知也さんという28歳の全国最年少の町長が誕生した。久しぶりの若さみなぎる熱い青年政治家の誕生。将来が楽しみ!