米大統領選でトランプ圧勝に選挙プランナーとして学ぶこと
今日現在、ハリスvsトランプは226:295で、その差はなんと69。しかも各州毎の得票内訳をみると、僅差どころかトランプ圧勝ともいえる数字が並んでいます。複数の世論調査の比較で有名なリアル・クリア・ポリティックスの調査によると最後の最後まで大接戦といわれてました。日本の大半の報道、評論家のみなさんも(木村太郎氏はじめごく一部を除き)全く読めない大接戦だと。しかし、2020年の際も、同社の最終の世論調査結果は7.2ポイントバイデンリードでしたが、実際は4.5ポイント差でした。そして今回はおそらく最終の数字が出ればもっと差が開くことになるでしょう。実は今回の日本の総選挙でも、私は当初からマスコミ各社の世論調査と実態にズレがあるように感じていました。無党派層というより、”サイレント層”とでも呼ぶべき=世論調査に何らかの理由で応えない、応えたくない層”が増えているような気がします。それは政治家に対する不信と同時にある種、マスコミ対する不信の表れかもしれません。固定電話、携帯電話、ネット等、ハイブリッドか否か関係なく、民意を汲み取る世論調査の手法を抜本的に考え直す時期にきているのかもしれません。有権者に政治不信とマスコミ不信が重なれば、今後の選挙活動にも大きな影響を与えかねません。ここら辺をよく注視、見直し研究する絶好の機会だと思います。