総選挙を終えて。結果は、自民党は負けなかった、ですね。ただ今回の選挙は、岸田内閣の是非を問うたものではなく、菅前政権の対コロナ対策がやっと功を奏してきた結果といえます。また多くのマスコミの投票日当日の出口調査によるシミュレーションが外れていましたが、これは朝日等の私が尊敬する票読みのプロが退職してしまった影響もありますね。そもそも今は、期日前だけで投票率2割はいくご時世。従って、その”貯金”を無視して投票日だけの出口だけで予測すること自体、無理があると思います。しかもNHKや朝日の出口調査は、投票所の選定から徹底した世論の縮図づくりをしているようですが、その選定を少しでも間違えると特定の候補に有利・不利の数字が出るわけですから。あと都議選の時に起きた、本来、”自民党でまあいいか層”(立民や共産には入れたくない、棄権はしない、白票は出さない)が(都議選の際は小池知事への同情で都民ファーストに流れた)保守・革新でいえば保守の維新の会に多く流れたこと。あと立民は政党CMや政見放送の枝野代表の嫌悪度がひどかったですね。自民党ならクレーム多数でおそらく一日で撮り直ししたでしょう。いかに立民の支援者の愛党精神が低いかが伺われます。選挙の基本はポスター一枚、有権者にどう判断されるか、好感度・嫌悪度を良く見計らって作成・発信することが求められていると思いますから。